また、『毒物』が実際にペットに影響するのは、「毒性を発揮する量」を「実際に服用できる」場合であって、「毒性を発揮した」という事実だけでは判断できません。 しかし、全ての動物に合うものは作れませんので「ほとんどのペットが使っても問題ないレベル」としか表現できません(これは、何にしてもそうです)。 ですから、その範囲から外れてしまう敏感な状態の動物では、何らかのトラブルが起こる可能性がゼロでは無くなるというわけです。 医学論文が検索できるサイトPubMedでは、ペパーミントの猫に与える影響に関する論文は見つけられませんでした。 ただし、the American Society for the Prevention of Cruelty to Animals (ASPCA)の中毒事故管理センターによると、『大量に』経口摂取した場合に消化器不調や中枢神経症状や肝機能障害を引き起こす『可能性がある』、「鼻から吸引した場合は肺炎になる『可能性がある』という記載があります。 しかし、量の記載が無く、中毒の論文もないことから、そんな子もいたという、個体差のある話かと思われます。また、海外のペットの中毒物質のハンドブックにも、ペパーミントの記載はありませんでした。 ペパーミントは猫には安全というサイトもありますし、これまで当院のインドの虫よけをお使いいただいていた方から問題があったとの報告はございません。